奥田小由女作品

海の詩(うみのうた)

海を象徴するような青色の衣装をまとった女性の周りに寄り添うように小さな人魚たちが配されており、さながら西洋でいう聖母とキューピッドのようなモチーフで表現されています。小由女作品には女性と幼子の組み合わせであるいわゆる母子像が多く見られますが、本作品では母子というよりは自然の持つ母性を象徴している表現に思えます。1988年の改組第20回日展で文部大臣賞を受賞した作品です。

作品情報

制作年:1988(昭和63)年 第20回日展 文部大臣賞
材質・形状:樹脂・色胡粉
サイズ:73.0cm×35.0cm×19.0cm

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