2012.9/7~10/28 パラミタミュージアム所蔵  棟方志功 幻の肉筆画展

強烈な個性を発揮しつつ、民俗性と宗教の世界観を融合させた独特の作品で、日本のみならず国際的な知名度を誇る板画家・棟方志功。1903(明治36年)年青森県で生まれ、貧しい生活の中で仕事の合間に写生する日々を過ごすうち、18歳でゴッホの作品に巡り合い、大きな衝撃を受けます。「わだばゴッホになる」と画家を志して上京し、ゴッホを思わせる油彩画で画壇にデビューしますが、23歳の時に川上澄生の詩情溢れる版画作品に感銘を受け、油彩と並行して木版画(後の棟方曰く“板画”)を手がけるようになります。33歳の時に国画会に出展した板画作品《大和し美し》が、民藝運動の中心人物であった柳宗悦と濱田庄司の目に留まり、ふたりが「バケモノガデタ、スグコイ」との電報を河井寬次郎に打った瞬間から、棟方を取り巻く状況は一変します。民藝運動のリーダー達に迎え入れられた棟方は、それまでとはまったく違った環境で、次々と秀作を生み出していきました。
ヴェネツィアビエンナーレやサンパウロビエンナーレなどの国際展で受賞を重ね、1970年には文化勲章を受章するなど、近代日本の版画界を代表する存在となりながら、故郷の青森を生涯愛し、独創的表現に徹した棟方の板画は今なお多くの人に愛されています。本展では、三重県のパラミタミュージアムが所蔵する棟方作品の中から、同郷の知人である山口繁太郎邸に描かれた肉筆障壁画と代表的な板画作品など、あわせて約50点を展示し、世界が驚嘆した棟方の美術を紹介します。

パラミタミュージアム
https://www.paramitamuseum.com/

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会期

平成24年9月7日(金) ~ 10月28日(日)
※会期中の休館日 : 9月12日(水),10月10日(水)

会場

奥田元宋・小由女美術館 企画展示室1~2

開館時間

9:30 ~ 17:00
※9月29日(土),9月30日(日)は開館時間を21:00まで延長

入場料金(常設展+企画展の観覧)

  • 一般 : 1,000(900)円
  • ペアチケット〔一般男女のペアのみ〕 : 1,800円(2名分)
  • 高校・大学生〔学生証の提示が必要〕 : 500(400)円
  • 中学生以下 : 無料

※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者健康福祉手帳をお持ちの方は観覧料無料

会期中イベント

特集展示 広島県内の棟方作品

3F企画展示室にて、広島県民藝協会の特別協力のもと、
広島県内に所蔵されている棟方志功の板画、肉筆画など、38点を展示しています。

学芸員によるギャラリートーク

会期中の毎週日曜日 11:00~ 9月29日(土),30日(日) 17:00~
講師 : 当館学芸員 ※特別展観覧チケットが必要です

満月ロビーコンサート

9月29日(土) 出演 沖田孝司(ヴィオラ)・沖田千春(ピアノ)

9月30日(日) 出演 齋藤 愛(ヴァイオリン)・高橋真弓(ピアノ)

両日ともに14:00~ / 19:00~ の二回公演

満月エクスプレスパック

9月29日(土),9月30日(日) 料金5,700円 ※要予約です

  • 往復バスチケット(広島バスセンター ⇔ 美術館)
  • 館内レストランでのディナー(グラスワイン付)
  • 展覧会チケット
  • 満月ロビーコンサート
  • 絵葉書プレゼント

前売券販売所

【広島県内】
福屋八丁堀本店・駅前店,天満屋アルパーク店・福山店,ひろしま夢ぷらざ,
広島県内の主なゆめタウンとイズミ,
中国自動車道安佐SA(上り)インフォメーション,
山陽自動車道宮島SA(上り)・小谷SA(下り)各インフォメーション
中国新聞社読者広報部,中国新聞各販売所(取り寄せ)

【三次市内】
サングリーン,CCプラザ,市役所東館受付

主催

奥田元宋・小由女美術館 中国新聞社 中国放送

特別協力

公益財団法人岡田文化財団 https://www.okadabunka.or.jp/

協力

広島県民藝協会

後援

広島テレビ 広島ホームテレビ テレビ新広島 広島エフエム放送
三次ケーブルビジョン 三次市 三次市教育委員会

企画協力

財団法人NHKサービスセンター

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