入賞作品8点決定!!
第7弾【奥田元宋・小由女美術館Instagramフォトコンテスト「自慢の満月フォト2024春」】として2024年4月24日から6月24日まで作品募集しました。
応募数は59点作品!誠にありがとうございました。本当に素敵な写真があふれていて、とても嬉しく思っております。
次のとおり、入賞者8名の作品とInstagramのアカウント名を発表します。
入賞おめでとうございます!
今後も月の美術館として「Instagramフォトコンテスト」を開催予定です。詳しくはホームページ・SNS等でお知らせします。
【入賞者一覧】
- 奥田元宋賞
tkg66tkg 様
- 奥田小由女賞
mixjuicesan 様
- 三次市長賞
arupa7216 様
- 三次市教育委員会教育長賞
shiratori_toru 様
- 理事長賞
bluelagoon3588 様
- 館長賞
syuu_nou808 様
- 審査員特別賞(遠藤湖舟)
super.violet.star 様
- 審査員特別賞(繪堂晃)
pose0301 様
【審査員】
- 三次市長
福岡誠志
- 三次市教育委員会 教育長
迫田隆範
- (公財)奥田元宋・小由女美術館 理事長
黒瀬眞一郎
- 奥田元宋・小由女美術館 館長
松原 香織
- 写真家
遠藤湖舟
- (一社)日本天文教育普及研究会 会員
繪堂晃
受賞作品・審査員講評・総評
【奥田元宋賞】
tkg66tkg 様
審査員講評
作者は荒谷山からの風景に取り組んでおられるようです。雲海の向こうに満月が沈んでいく美しい朝です。引き続き、お住いの地の利を生かした作品に挑戦してください。
(遠藤湖舟)
【奥田小由女賞】
mixjuicesan 様
審査員講評
ホテルの置物の球形と満月が呼応していますね。その時の置かれた状況でこのような写真をゲット出来る感覚はなかなかです。
(遠藤湖舟)
【三次市長賞】
arupa7216 様
審査員講評
房総半島南端にある「野島崎公園」のラバーズベンチのようですね。女性の楽しそうな仕草が良いです。満月の模様や青さの残る空も写る良い時間帯でしたね。
(遠藤湖舟)
【三次市教育委員会教育長賞】
shiratori_toru 様
審査員講評
葛西臨海公園の東端辺りまで、沈む満月を求めて早朝に出かける情熱に感心します。アプリを利用し、月の沈む位置と風景を考えながら、そして天気予報を何度も見ながらの撮影は、準備段階から楽しめますね。
(遠藤湖舟)
【理事長賞】
bluelagoon3588 様
審査員講評
美術館2階の茶室(待月庵)に向かう途中で撮影された満月です。この時期は満月がぐっと南側から昇ります。月の出が南寄りのシーズンならではの光景です。
奥田元宋・小由女美術館からの満月観望はロビー以外に、この場所からのお月様観望も良いかもしれません。照らされた森の木々とお月様を眺めることが出来ます。
(繪堂晃)
【館長賞】
syuu_nou808 様
審査員講評
田植え前に水を張った水田は鏡のようです。薄雲のかかったお月様と、水面のお月様、そして遠くの町の灯りが穏やかな雰囲気を伝えています。
蛙の賑やかな鳴き声も聞こえてきそうです。秋には穂の垂れた稲の向こうにお月様が昇るといいですね。
(繪堂晃)
【審査員特別賞】遠藤湖舟
super.violet.star 様
審査員講評
写真の最大の意義は「記録」にあります。作者は解体が始まったこの橋の美しさを、満月と共に記録しました。
橋上部構造体の機能美に惚れ惚れします。更なる記録を期待します。
(遠藤湖舟)
【審査員特別賞】繪堂晃
pose0301 様
審査員講評
満月がビルの鉄筋の向こう側に見えた光景を、この面白い形の構造物と満月との組み合わせを作者は「囚われた月」と題しています。まさにそのような感じがしますね。この場所この位置この時からしか、見ることが難しい組み合わせです。さてこのあとお月様はどこから広い空に戻って行ったのでしょうか。
(繪堂晃)
<<写真家 遠藤湖舟氏による総評>>
現在放映中のNHK大河ドラマ『光る君へ』も前半が終わりました。
主人公である紫式部が詠んだ歌が百人一首にあります。
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲がくれにし 夜半(よは)の月かな
(久しぶりにお会いできたと思ったら、あなたはあっと言う間にお帰りになってしまわれた。いつの間にか雲に隠れてしまった夜半の月のように)
今期(4月~6月)の満月は、あまりお天気に恵まれず、応募総数はいつもより少なめでした。自然現象は人間の思うようには行きませんが、それがまた人の心を掻き立て、次の満月を心待ちにする、そんな風情も良いのではないかと思っています。
応募作品においては地元三次市の作品が多く、それは月とマッチングする素敵な風景に恵まれているからとも思えます。一方で、岩手、東京、千葉など、日本各地で撮られた作品の応募も増えていて、喜ばしいことです。送られてきた写真を見ますと、「電柱や電線がなかったらなぁ」という作品が何点かありました。避けて撮るようにしていただけると良いのですが、電線の地中化が進むことで、本来の風景に戻り、人の心も変わってくるような気もします。