月の案内人「EDO」さんからのアドバイス

9月29日の満月は中秋の名月

みなさんご存じのとおり旧暦の八月十五日の月(十五夜)は中秋の名月と呼ばれています。
しかし中秋の名月は満月とは限りません。お月様が地球をまわる軌道が楕円形になっているからで、中秋の名月が月齢14や16の時もあります。
今回の満月は中秋の名月とぴったり重なるので、本当にまん丸いお月様を見ることが出来ます。

・月の出てくる方向
約1週間前の9月23日が秋分の日でした。それから1週間なのでお月様はほぼ真東から昇ってきます。

・月の出る時刻
三次市では17:59満月が昇り始めます。この時刻は地平線(水平線)からお月様の頭の部分が出る時刻なので、山や建物があれば少し遅くなります。
之とは別に2分くらい前に太陽が西の空に沈むので、開けたところでは天候次第では日没と月の出の両方をみることが出来るかもしれません。

・月の大きさ
8月は二回満月がありましたね、8月31日はスーパームーンと呼ばれる見かけの大きさが大きな月を見ることが出来ました。9月29日も大きな月を見ることができます。
(正確には8月31日の満月よりは小さく見えます)

・撮影ポイント
月の出から、1時間位までは大気によって月の光が弱められるて、月が明るすぎて真っ白にならず、月の模様(うさぎ)を撮りやすくなるかもしれません。
月が地上に近いので、地上の景色と合わせて撮影するのもいいかもしれませんね。

月が高く昇ってからは、「月の光による影」を狙ってみては如何でしょうか。
天体からの光で地上に影が出来るのは太陽と月だけなのです。
(厳密には大きな流れ星や、金星でも見られるそうです)

残念!曇ってしまったという場合
一晩中厚い曇に覆われてしまうかもしれませんが、満月は明るいので雲の切れ目や雲の薄いところから見えるかもしれません。
また早朝に月没前のお月様を地上の朝の景色と一緒に撮るのもいいかもしれません。

いずれにしても暗い中での観望、撮影なので十分に注意して怪我や事故の無いようにしましょうね。

月の案内人「EDO」

 

TOP