第232回 満月ロビーコンサート「和の響き~月との対話~」

第232回 満月ロビーコンサート「和の響き~月との対話~」
会期: 2024年11月16日(土)

第232回満月ロビーコンサート 

「和の響き~月との対話~」

■出演者

竹晴会若竹(ちくせいかいわかたけ)

・小田慶子(三絃・筝)・尾崎まゆみ(筝・十七絃)・小田博峯(尺八)・高樋無峯(尺八)・坂根菜津未(筝)・吉岡理恵(十七絃)

■曲目

1 三色のダイアログ  吉崎克彦 作曲

三絃・十七絃・尺八…三つの音彩は、互いの主張を断固として譲らない。古典から現代への時の壁を飛び越えることで、近くて遠い三色の融合を生むことは出来ないだろうか。音彩を失うことなく、互いの対話を、実際に形にできないものだろうか。三つの楽器が、それぞれ強い主張を持ちながら、対話を続ける。

 

2 月光弄笛  福田蘭童 作曲

尺八の名手であった福田蘭童が、満月の夜に月を眺めながら湧き出る想い…その即興の一瞬を楽譜として書き留めた尺八独奏曲。

 

3 十六夜日記  中村双葉 作曲 藤原為家の妻 作歌

鎌倉時代に藤原為家の妻(後の阿仏尼)が綴った日記。京都を出て鎌倉への道中記で、成立当初、作者はこの日記に名前を付けていなかったが、日記が10月16日に始まっていることから、後に「十六夜日記」と名付けられた。

この日記から四首を題材に、箏・尺八のために作曲された。

 

4 月に寄せる日本の歌  野村祐子 編作曲

昔から、人々の月に対する想いは、数多くの歌や物語にあらわされてきた。夢やロマン、愛する人への想いを月に託し、喜びや悲しみをうたった作品は、深い感動を与えてくれる。

この曲は、月を題材にした歌の中から、『荒城の月』、『おぼろ月夜』、『うさぎ』、『十五夜お月さん』、『宵待草』、『月の砂漠』を選び、一曲にまとめたもの。

 

※曲目の順番、曲目が変更になる場合があります。 

 

■時間:①昼の部(14:00~) / ②夜の部(19:00~)の二回公演

 

 

 

プロフィール

竹晴会は、三次を中心に活動する、尺八・箏・三絃のグループで、メンバーは約20名。

1965年に土居晴峯師により上田流尺八の会として創設され、その後筝曲部も加わり、現在に至る。発足以来、市民祭、文化祭、その他色々なイベントやチャリティーにも参加し、大阪での全国演奏会にも出演するなど、幅広い演奏活動を展開している。

「竹晴会若竹」は、15年ほど前、竹晴会有志で結成された。月1回集まり、現代曲や古曲、親しみやすいアレンジ曲など、さまざまなジャンルの三絃・箏・尺八による合奏を楽しんでいる。

江戸時代に作曲された古曲(地歌)の魅力を伝えたい、≪地歌≫を気軽に楽しんでもらいたい…との思いから、三次町の運甓居(三次市内では数少ない江戸時代の名残を伝える建物で、広島県の史跡に指定されている)で、年1回、地歌ライブを開催しており、今年で8回目を迎えた。また、もっと気軽に和楽器に親しんでほしいとの思いから、昨年から現代曲中心のコンサートも行っている。

 

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