2021.3/26~2021.5/5 田中一村展 奄美へとつづく道
1908(明治41)年、現在の栃木県栃木市に生まれた田中一村(本名:田中孝)は若い頃から南画(水墨画)に才を発揮し、東京美術学校(現在の東京藝術大学)日本画科に学ぶも中退、自らの画風を模索する日々が続きます。青龍社展や日展、院展などに発表の場を求め出品と落選を続ける中で、ついには1958(昭和33)年に奄美大島へと住まいを移し、中央画壇と距離を置き独自の画境を極めていきました。
本展では栃木、東京における南画家としての初期から、模索を続けた千葉時代、そして南海の自然や動植物を大胆に構成した鮮烈な作風が花開く奄美時代と3つの章によって、稀代の画家が歩んだ〈奄美へとつづく道〉を辿ります。
プロフィール
明治41年 栃木県下都賀群栃木町(現在の栃木市)に生まれる。本名は孝。
大正15年 東京美術学校(現在の東京藝術大学)日本画科に入学するも6月に退学。
昭和22年 第19回青龍社展に「白い花」を出品し、初入選。
昭和33年 奄美大島へ移住。紬工場で染色工として働くなどしながら画業を追求。昭和40年頃から特に制作に専念する。
昭和52年 心不全により倒れ、69歳の生涯を終える。
会期
2021年3月26日(金)~5月5日(水・祝)
※会期中の休館日 : 毎週水曜日(ただし5月5日は開館)
会場
奥田元宋・小由女美術館 企画展示室
開館時間
午前9時30分から午後5時 ※入場は閉館時間の30分前まで
※3月29日(月)、4月27日(火)は満月のため開館時間を午後9時まで延長
入場料金
- 一般 : 1,000(900)円
- ペアチケット〔一般男女のペアのみ〕 : 1,800円(2名分)
- 高校・大学生 : 500(400)円
- 中学生以下 : 無料
※( )内は20名以上の団体料金および前売料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者健康福祉手帳をお持ちの方は観覧料無料
前売券販売所
【広島県内】 福屋八丁堀本店・広島駅前店 / ひろしま夢ぷらざ /中国新聞社読者広報部 / 中国新聞各販売所(取り寄せ)
【三次市内】サングリーン / CCプラザ
※一部の販売箇所では販売期間が異なる場合がございます
主催
奥田元宋・小由女美術館、中国放送、中国新聞社
後援
広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、
FMちゅーピー76.6MHz、エフエムふくやま、尾道エフエム放送、
FM東広島89.7MHz、三次ケーブルビジョン、三次市、三次市教育委員会
監修
大矢 鞆音 氏(美術評論家)・新山 宏 氏(田中一村著作権承継者)
企画協力
株式会社アートワン
展示作品リスト
会期中イベント
記念講演会「田中一村の世界 ─南の琳派への軌跡─」
講師:大矢鞆音氏
(おおやともね 本展監修者、美術評論家、津和野町立安野光雅美術館館長)
日時:3月27日(土)11時から(1時間程度)
場所:奥田元宋・小由女美術館 ロビー
参加費:無料
定員:20名(先着順。事前申し込みが必要。)
申込方法:電話(0824-65-0010)にてお申し込みください。
会期中イベント
ロビートーク
日時:4月18日(日)11時から(30分程度)
講師:吉川昌宏(当館学芸員)
※展覧会チケットが必要です
※展覧会概要やみどころについて、ロビーにてガイダンスいたします。