2009.12/11~2010.1/17 三次ゆかりの作家Ⅲ 柿手春三と池袋モンパルナス
現在の三次市出身の画家・柿手春三(かきて しゅんぞう/1909~1993)は、三良坂町に生まれました。1928年に画家をめざして上京、太平洋画会研究所に入所し、その後川端画学校に移り絵を学びます。その過程で知り合った峰村リツ子や井上長三郎らに刺激を受け、フォーヴィズムからシュルレアリスムの自由な表現へと作風を変えながら表現を模索しつつ、寺田政明、大野五郎ら池袋モンパルナスの仲間たちと議論しながら東京時代を謳歌しました。
1940年に広島に帰ってからは、広島平和展の創設するなど広島画壇をリードする一方で、海田湾埋立反対運動の中心人物として活躍しました。
本展覧会は、画家・柿手春三の生涯とその画業をより掘り下げて紹介するため、第一会場を奥田元宋・小由女美術館、第二会場を三良坂平和美術館とする、三次市内の2美術館同時開催とします。
三良坂平和美術館ホームページ https://www.mirasaka-heiwa.jp/
展示構成
第一会場(奥田元宋・小由女美術館)
柿手春三の作品と、柿手の作風の根幹を形成した池袋モンパルナスの作家たちの
作品を展示します。出品作家 : 柿手春三 / 靉光 / 麻生三郎 / 井上長三郎 / 大野五郎 /小熊秀雄 / 里見勝蔵 / 寺田政明 / 鶴岡政男 / 長谷川利行 / 福沢一郎 /古沢岩美 / 峰村リツ子 / 吉井忠
第二会場観覧(三良坂平和美術館)
柿手春三の故郷や自然に対する思いを込めた地元作品を中心に展示します。
会期
2009年12月11日(金) ~ 2010年1月17日(日)
会期中の休館日 : 2009年12月28日(月) ~ 2010年1月1日(金・祝),2010年1月13日(水)
会場 / 開館時間
第一会場 : 奥田元宋・小由女美術館 企画展示室 / 9:30 ~ 17:00
第二会場 : 三良坂平和美術館 / 9:00 ~ 17:00
入場料金(常設展+企画展の観覧)
両会場観覧(奥田元宋・小由女美術館+三良坂平和美術館)
- 一般 : 1000円
- 高校・大学生 : 500円
- 中学生以下 : 無料
第一会場観覧(奥田元宋・小由女美術館)のみ
- 一般 : 800(700)円
- ペアチケット〔一般男女のペアのみ〕 : 1,500円〔2名分〕
- 高校・大学生 : 400(300)円
- 中学生以下 : 無料
※( )内は20名以上の団体および前売り料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者健康福祉手帳をお持ちの方は観覧料無料
第二会場観覧(三良坂平和美術館)のみ
- 一般 : 300円
- 高校・大学生 : 200円
- 中学生以下 : 無料
会期中のイベント
ワークショップ
平和へのメッセージ
~平和の木(ツリー)を手作りします~
第一会場(奥田元宋・小由女美術館)
12月23日(水・祝)
11:00~および14:00~
講師:戸川幸一郎氏(絵本作家)
第二会場(三良坂平和美術館)
12月23日(水・祝)
講師:三良坂平和美術館スタッフ
講演会
第一会場(奥田元宋・小由女美術館)
12月13日(日) 13:00開始
『広島の美術と池袋モンパルナス』
講師 : 藤崎綾氏
(広島県立美術館主任学芸員
第二会場(三良坂平和美術館)
1月10日(日) 11:00開始
『柿手春三と池袋モンパルナス』
講師 : 弘中智子氏
(板橋区立美術館学芸員)
美術講座
第一会場(奥田元宋・小由女美術館)
1月9日(土) 11:00開始
『柿手春三の美術』
講師 : 奥田元宋・小由女美術館学芸
ギャラリートーク
第一会場(奥田元宋・小由女美術館)
12月12日(土)・12月19日(土)・
12月20日(日)・1月3日(日)
各日とも11:00開始 / 講師:当館学芸
第二会場(三良坂平和美術館)
12月12日(土)・1月10日(日)
各日とも14:30開始
詳細情報(クリックでサイトが開きます
各イベントとも申し込みは不要で、入館チケットが必要です
主催
奥田元宋・小由女美術館 三良坂平和美術館 三次市 三次市教育委員会 中国新聞社
助成
財団法人地域創造 https://www.jafra.or.jp/
後援
中国放送 広島テレビ 広島ホームテレビ テレビ新広島 広島エフエム放送
三次ケーブルビジョン
前売り券販売所(第一会場分のみの販売となります)
【広島県内】
中国新聞社ふれあい読者室/中国新聞各販売所(取り寄せ)
【三次市内】
サングリーン/CCプラザ/市役所東館受付