美術館周辺紹介
奥田元宋・小由女美術館の敷地内には、緑を大いに堪能できる遊歩道を整備しています。
美術館のメインエントランス。左の通路から館内に入場できます。
通路に入らず奥(緑色の矢印の方向)へ進むと遊歩道に入ります。
遊歩道の入り口には「こもれびの小道」の看板。
三次中央ロータリークラブ様からのご寄贈により、遊歩道がウッドチップ舗装されたため、とても歩きやすくなりました。
毎年6月頃は、紫陽花の花が見頃を迎えます。
奥田元宋の歌碑がある広場です。ここでひと息つきましょう。
奥田元宋は戦時中、吉舎町に疎開していた頃に地元の医師の方から歌会に誘われたことがきっかけとなり短歌を作るようになったそうです。
「私には趣味と呼べるものがない」と言い切っていた元宋が絵画以外に興味をもって取り組んでいた創作活動のひとつです。
この歌碑に記されているのは
彩れる 秋うつさむと 山峡に 木葉しぐれの 音をきき居り
1981(昭和56)年の宮中歌会始で召人を務めた時の歌です。
季節ごとにいろいろな表情をみせる遊歩道も、美術館の見どころのひとつです。