所蔵・展示作品
新雪一ノ倉 (しんせついちのくら)


奥田 元宋
1992(平成4)年 第24回日展
176.0cm×222.0cm
群馬県と新潟県の境にある谷川岳付近の一ノ倉沢を描いた作品です。右上の山の稜線は実際の山とほとんど同じであり、綿密な写生に基づいていると考えられます。月明かりに照らし出された雪山の頂は冬の訪れを感じさせ、画面を二分するように麓に広がる豊かな紅葉は秋真っ盛りを思わせます。冬と秋の風景が共存し、夜空の下にもかかわらず赤々とした色彩を放つ景色は、作家の中で再構成された心象風景といえるでしょう。「写生にもとづいていない絵は真実味に乏しいし、写生一辺倒の絵では芸術性の高さに欠ける」という作家の言葉をあらわした一作です。


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